旅情報

まるで移動するホテル! フェリーで北海道へ【八戸~苫小牧】

川崎近海汽船シルバーフェリーの八戸~苫小牧航路を利用して

北海道へ行ってみました 

シルバーフェリー八戸~苫小牧航路とは

川島近海汽船が運営するシルバーフェリーは

八戸港と苫小牧港を結ぶ、1日各航路4便ずつの運行です。

八戸~苫小牧航路が人気の理由

人気の理由

人気のダイヤは、

八戸を22:00に出発し苫小牧に翌朝6:00に到着する便と

苫小牧を23:59に出発し、八戸に翌朝7:00に到着する便の2便。

人気の理由は、寝ながら移動して朝からたっぷり観光できちゃうから。

苫小牧港は札幌まで高速道路で1時間ほど

八戸港も高速道路のICがあり、盛岡まで2時間程度と

観光地へのアクセスもよく車で旅行をしたい方にはおすすめです

フェリーで旅するメリット・デメリット

フェリー旅のメリット

  1. 自家用車で気兼ねなく旅できる
  2. 荷物が多くても安心
  3. 低価格

① 新幹線や飛行機、バスなどのダイヤに拘束されることなく

自由に旅できるのは自家用車の良いところ。

特に北海道や東北は公共交通機関を利用すると

大幅に時間がかかるところもあるので、自家用車での旅は便利です。

② 飛行機や新幹線での旅は少ない日数でも遠くに行けるメリットがありますが、

やはり旅費がかかります。

利用する船室にもよりますが、フェリーは比較的安価に利用できるので

旅費を節約したい方にもおすすめです。

③ 小さいお子さんがいると、どうしても荷物が多くなりがちですが

自家用車での旅なら荷物が多くても安心です。

飛行機や新幹線は座席に座っている必要があったり、

小さいお子さんに我慢をさせてしまう場面が多いですが、

フェリーの船内は広いですし、退屈してしまったら船内を探検したり、

1等などの個室を予約されれば周りを気遣うことなく遠出ができます。

(和室もありますよ!)

フェリー旅のデメリット

  1. 時間がかかる
  2. 船内が暇・退屈
  3. やはりちょっと疲れる

① 飛行機や新幹線に比べて、時間がかかってしまうのが船旅。

長距離を寝ながら移動するという手段として利用するのがおすすめです。

② 日中のフェリー旅をおすすめしない理由は、何より退屈!

どこを見ても海しか見えません。

陸地に近い場所だとwi-fiもかろうじてつながりますが、

船内のwi-fiは速度があまりよろしくないので、暇つぶしの何かが必要です。

日中のフェリーは、お友達と談笑されたり、寝て過ごしてる方が多いですね。

③ 夜間のダイヤで比較的ゆっくり寝られるとはいえ、

不便なこともありますし、特に2等室は大広間なので、やはり疲れは感じます。

できるだけ睡眠時間を取ろうと早めの乗船を心がけるのですが、

船のエンジン音や、船内への案内の音声などで

実際にぐっすり眠れる時間は多少減ってしまいますので、

ホテルで眠るよりは多少疲労度は高まります。

ホテル代わりに利用できる

客室について

フェリーの客室には、2等、1等、特等と種類があります。

特等室はツイン仕様、1等室は2名や4名、1人用の寝台もあります。

私は一人で利用する時、この1人用の寝台がお気に入りです

個室なのでプライベートが確保されており(多少周りの音は聞こえます)

ゆっくり寝られます。

ただし、洗面台やシャワーの設備は無いので、

洗顔や歯磨きなどは、大浴場やトイレなどの洗面台を利用します

電源もありますので、充電やドライヤーの使用も可能です。

2等室は大広間で、たくさんの人が同じスペースを利用します。

女性専用ルームもあるので女性も安心して利用できますが

落ち着かなくて眠れないという方は1等室や特等室などの

個室を予約された方が翌日に疲れがひびかないと思います

特等(ツイン洋室)のご紹介

特等室はまさに移動するホテル。

ビジネスホテルと変わらない設備が整っています。

部屋着の浴衣もセットされています。
特等のお部屋には、シャンプー・リンスもアメニティとして備え付け
洗面台 歯磨きセット・タオルが備え付け
奥の鏡の部分はクローゼットです。
ドライヤーと電気ポット、右の収納にはティーバックのお茶、下段は冷蔵庫

船内の設備色々

大浴場

船内に展望大浴場がありますが、利用時間が限られていますので注意が必要です

出航前の1時間、到着前の1時間が利用時間です。

女性の方はちょっと急ぎ足かもしれませんね。

夜、乗船時に使用したい場合は早めに乗船すると、

ゆっくり利用できると思います。

浴場はキレイですし、シャンプーやボディーソープの備えもあります。

ドライヤーはありますがタオルは無いので、

持参するか売店で購入する必要があります

食事・飲物

食事はオートレストラン(自動販売)、飲物も自動販売機で売っています。

フェリーターミナルにも売店・レストランがありますので

時間によっては、そちらを利用いただいても良いかと思います。

フェリー船内にも売店はありますが、各ダイヤで営業時間が違うので

詳細は公式サイトでご確認ください

コインロッカー

船内にはコインロッカーもあります。

ちょっと変わっているのは、保冷できるロッカーがあること

北海道といえば美味しいお土産も旅のだいご味。

保冷できるロッカーがあるのはありがたいですね。

予約と乗り方

予約する

予約開始は、乗船日の1カ月前から。

紹介した前日夜に出航して翌朝に到着する便は人気ですので、

早めの予約をおすすめします。(個室を予約したい方は特に)

予約は電話予約とWeb予約の2通りがあります。

※Web予約の方が安いので、最近は電話をしてもWeb予約を勧められたりします。

予約する際には、車種・ナンバー、車の全長などを入力するので、

車の情報がわかるもの(車検証など)が必要です。

Web予約の場合は、乗船される方全員のお名前、年齢も入力します。

予約したら・・・

電話予約の場合は予約時に予約番号を教えてくれますので、

忘れずに控えておいてください。

Web予約の場合は、チェックインするためのQRコードがついた画面を

印刷して持参すると、フェリーターミナルの自動チェックイン機で

受付できますので便利です。

乗り方

遅くても乗船の1時間前、繁忙期(お盆やGWなど)は1時間半前に

フェリーターミナルに着くようにしましょう。

・まずは受付(チェックイン)

着いたらまずはターミナルの駐車場に止めてチェックインに向かいます。

自動チェックイン機または、窓口で受付し、乗船券を発券します。

お車での乗船か、人だけ乗るかで乗船の仕方が違います。

・発券後~乗船まで

車での乗船の場合、乗り場に車を移動して、並んで乗船開始を待ちます。

並ぶ場所がわからなければ、誘導員がいるので行先を告げて確認すると

良いでしょう。

人だけで乗船の場合は、フェリーターミナル内につながる乗船口から乗船します。

・乗船時の注意

乗船したら、航行中は車両甲板内に戻ることができません。

客室に上がる際は、必要な手荷物を忘れずに持っていきましょう。

案内所で毛布を貸してもらうことは可能ですが、

暑い・寒いに対応できるように上着やひざかけなどを用意しておくと

良いと思います。

まとめ

私は比較的フェリーを利用する回数が多く

乗りなれているのですが、

めったに利用されない方にとってはフェリー旅は

あまり身近ではないかもしれません。

利用の仕方で、節約旅にもなるし、

子連れ旅の大きな味方にもなるフェリー旅。

旅の行程づくりの選択肢のひとつに入れてみては。

川崎近海汽船 シルバーフェリー 公式サイト